この記事では、「差出人」と「送信者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「差出人」とは?
「差出人」は「さしだしにん」と読みます。
意味は、「郵便物などを相手に送った主のこと」です。
手紙やハガキ、書類、電報などを、郵便業者に依頼して相手の元に届く様に手続きした人を表します。
「差出人」の言葉の使い方
「差出人」は名詞として「差出人不明」「差出人に返送される」などと使われます。
本来「差し出し人」と送り仮名が入りますが、文化庁により、送り仮名を含む語句を名詞として使う場合、送り仮名は省略できるとされています。
「差」は動詞「差す」の連用形で「指などで目標とする物や場所・方向を示す」「その方向へ向かう」という意味、「出」は動詞「出す」の連用形で「ある所の中から外部へ移す」「特定の場所に届ける」という意味、「人」は「ひと」とも読み「人間」という意味、「差出人」で「物を特定の場所に届ける様に手配する人」になります。
「送信者」とは?
「送信者」は「そうしんしゃ」と読みます。
意味は、「メールやLINEなどで、情報やメッセージなどを送る主のこと」です。
パソコンやスマホなどを使い、相手に伝えたいことをデータにして送る人を表します。
「送信者」の言葉の使い方
「送信者」は名詞として「送信者を特定する」「メール送信者」などと使われます。
「送」は「おく(る)」とも読み「人や物を別の所に運びおくる」という意味、「信」は「まことと思う」「疑わない」から転じて「遠くまで届く合図や便り」という意味、「者」は「行為や状態の主体」という意味、「送信者」で「データで情報を別の所に運び送る人」になります。
「差出人」と「送信者」の違い
「差出人」は「物を特定の場所に届ける様に手配する人」です。
「送信者」は「データで情報を別の所に運び送る人」です。
まとめ
今回は「差出人」と「送信者」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。