「才貌両全」と「梨の礫」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「才貌両全」と「梨の礫」の違いとは?違い

この記事では、「才貌両全」「梨の礫」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「才貌両全」とは?

他人にはない並外れた才能があり、顔も良い人を「才貌両全」【さいぼうりょうぜん】といいます。

美貌と頭の良さを兼ね備えている人を指す言葉であり、褒め言葉として使われている四文字熟語です。

肌は美しく、顔立ちも整い、勉強や運動までできる人は素晴らしいと誰もが羨む場面で使われています。

男女共に使える言葉で、誰もが羨む容姿と才能の両方を持つ人に対して使う言葉です。


「梨の礫」とは?

一切音沙汰がない状態であるため不安になることを「梨の礫」【なしのつぶて】といいます。

郵便を送っても返信がない、電話しても応答がないといった音信がまったくない状態でおかしいと感じるとき使われている言葉です。

言葉の語源は、投げた小石は落ちれば戻ってこないというように、連絡しても無視されている状態を指します。

「無し」という言葉を語呂合わせで梨として、小石を礫と表して掛け合わせました。


「才貌両全」と「梨の礫」の違い

ここでは「才貌両全」「梨の礫」の違いを、分かりやすく解説します。

顔や頭が良い人を褒めるとき使う四文字熟語が「才貌両全」といいます。

連絡して返信が欲しいと待っているのに、ちっとも返事がこない状態を指すわけです。

もう一方の「梨の礫」は、連絡したのに返事がまったく返ってこないという意味で使われています。

いい意味で使われるよりも、応答がないので困っている様子を表す言葉です。

「才貌両全」の例文

・『近所のお姉さんは、お琴も弾ける才貌両全で憧れる』
・『才貌両全の妹には何人もの男性が言い寄ってくる』

「梨の礫」の例文

・『息子に何度郵便を送っても梨の礫で悲しい気持ちになる』
・『落札者にメールを送ったが、一向に梨の礫だった』

まとめ

使い方がまったく違う言葉を取り上げましたが、どのような場面で使えばいいか具体的に学んで使い分けてみるといいでしょう。

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