「認証」と「公許」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「認証」と「公許」の違いとは?違い

この記事では、「認証」「公許」の違いを分かりやすく説明していきます。

「認証」とは?

一定の行為や文書が正当な手続きでなされたことを、公の機関が証明することを意味する言葉です。

例えば、パスワードやユーザID、指紋、網膜スキャンなどで、本人であることを確かめることや、天皇が国務大臣や大使などの任免や信任状を認めることなどが「認証」にあたると考えられます。

認証は、そのことが正しいとして受け入れるという判断が必要だと言えるでしょう。


「公許」とは?

公に許されていること、または官公庁が許可することを意味する言葉です。

例えば、特許や商標など、知的財産権を得ることや、自動車分解整備事業を営むことなどが「公許」にあたると考えられます。

公許は、通常は法令で禁止されていることに対して、特別に許すという意味合いを含む言葉です。


「認証」と「公許」の違い

「認証」「公許」の違いを、分かりやすく解説します。

「認証」「公許」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「認証」「公許」の違いとして、「認証」は、「正しいことを認める」ことであり、「公許」は、「禁止されていることを特別に許す」ことであるという点が挙げられます。

また、認証は一般的には形式的な行為であり、公許は実質的な行為であるという点も異なると言えるでしょう。

「認証」の例文

・『このサイトにログインされる場合は、ユーザー名とパスワードによる認証が必要だ』
・『このプロジェクトを始めるにあたって、社内上層部からの認証が必要になる』

「公許」の例文

・『この画期的な発明は、特許庁によって公許されたものだ』
・『この神社は、国の重要文化財に公許されていることで有名だ』

まとめ

「認証」「公許」は、似ているような言葉ですが、異なる意味やニュアンスを持つ言葉です。

「認証」は、ある行為や文書が正当な手続きでなされたことを公の機関が証明することを意味します。

その一方で、「公許」は、公の権力がある事柄について許可や承認を与えることを意味します。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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