「要領書」と「手順書」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「要領書」と「手順書」の違いとは?違い

何かの製造現場や建築現場などで使われる言葉には、一般的な事務用語とは違う用語がたくさんあります。

たとえば、「作業要領書」とか「作業手順書」という言い方がポピュラーです。

それでは、この「要領書」とはどういう意味でしょうか。

また、「手順書」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「要領書」「手順書」の違いを分かりやすく説明していきます。

「要領書」とは?

「要領書」とは、「ようりょうしょ」と読み、何かを作るときの全体的な方法、使用するものや管理方法などが記載されているもののことを言います。

大きな括りでの作業に関して作られ、「作業要領書」や建設現場などでは「施工要領書」などと呼ばれています。


「手順書」とは?

「手順書」とは、「てじゅんしょ」と読み、一般的には何かの作業の最小単位を基準にして作られ、その作業の詳しいやり方を説明文やイラスト、写真などを利用して記述しているものです。

多くの場合には、ステップごとの前提条件、実施内容、確認方法、次ぐのステップに進む条件や分岐などが詳しく記されています。


「要領書」と「手順書」の違い

「要領書」「手順書」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、作業のやり方を記載しているものという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、全体の流れや大まかなやり方などを記載したものが「要領書」で、それを細かい作業単位まで落とし込んで作業手順を記載したのが「手順書」ということになります。

「要領書」の例文

・『この工程の要領書を作っておいてください』
・『要領書にはその工程の目的や注意点などの記載されています』

「手順書」の例文

・『この作業の手順書を要領書を見ながら作っておいてください』
・『手順書をわかりやすくするために、図や写真を入れるのが良いでしょう』

まとめ

この記事では、「要領書」「手順書」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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