「先の件」と「先ほどの件」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「先の件」と「先ほどの件」の違いとは?違い

この記事では、「先の件」「先ほどの件」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「先の件」とは?

「先ほどの件」を省略したのが「先の件」【さきのけん】です。

「先の件について詳細をお知らせします」というように、メールの題名や文章の先頭に書いて相手に何を伝えたいか具体的に記入します。

1番先に伝えた内容を指す言葉が「先の」であり、用件という意味合いがある「件」を掛け合わせている言葉です。

ただ、職場では「ほど」を付けた「先ほどの件」を使う方が一般的になります。


「先ほどの件」とは?

ほんの数十分前の仕事内容を伝えるとき「先ほどの件」【さきほどのけん】といいます。

場合によっては1,2時間前に電話で話した用件について取り上げて、相手にまた話するために伝えるのです。

少し前の時間を表す「先ほど」と、「用件」といった意味がある「件」を掛け合わせています。

使い方としては、「先ほどの件」とメールの件名に書いたり、文章の出だしに記入して資料を送った、電話したと必要な用件について伝えるわけです。


「先の件」と「先ほどの件」の違い

「先の件」「先ほどの件」の違いを、分かりやすく解説します。

最初に伝えた用件について訂正がある、追加したいと先方に伝える言葉が「先の件」です。

「先の件について」とメールに書いて相手に対しどの件を伝えたいか分かりにくい言葉になります。

そのため、職場では控えたい書き方です。

もう一方の「先ほどの件」は職場でよく使われていて、少し前を伝える際に使われています。

主に、今しがた取引先から電話があったことを上司や同僚に伝える言葉として使うわけです。

「先の件」の例文

・『先の件について、お知らせしたいことがあります』
・『先の件について、率直な意見をお聞かせください』

「先ほどの件」の例文

・『先ほどの件について、取引先から問い合わせがありました』
・『先ほどの件について、参考資料を添付しました』

まとめ

「先」「件」を使った言葉ですが、職場では「先ほどの件」の方がよく使われています。

相手がメールを受け取ったとき、何を指しているか分かりやすいようにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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