最近では、信号や公共の施設だけではなく、家庭の中の照明もLED化されています。
LEDにすることによって、電気代が抑えられることや電球の交換などが長期にわたって必要なくなるというメリットがありますが、それ以外にも光の色を変えられるという効果もあります。
そのようなものを「マルチカラー」のLEDと呼ぶことがあります。
それでは、この「マルチカラー」とはどういう意味でしょうか。
また、「フルカラー」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「マルチカラー」と「フルカラー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マルチカラー」とは?
「マルチカラー」とは、元々は「mutli-color」をカタカナで表記したもので、「複数の色」という意味を持つ言葉です。
最初に使われ始めたのはプリンターやコピー機などで、黒だけではなく他の色も使えるようになった時ですが、現在多く使われているのは前述のようにLED照明で多くの色を表現できるもののことです。
「フルカラー」とは?
「フルカラー」とは、元々は「full color」をカタカナで表記したもので、「すべての色」という意味で使われる言葉です。
昔のコンピュータ用のOSであるWindows 95などでは、どのくらいの数の色を表現できるかというのがキーになっていて、ここで「フルカラー」といえば「1440万色」が表現できることでした。
現在では主にLEDで様々な色を出せるという時に使われている言葉です。
「マルチカラー」と「フルカラー」の違い
「マルチカラー」と「フルカラー」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「マルチカラー」は単に複数の色であり、「フルカラー」は「すべての色」ということになります。
しかし、前述のLED照明の例では、「マルチカラー」といえば実質的にはどんな色でも出せるので、同じと言っても良いでしょう。
「マルチカラー」の例文
・『マルチカラーのコピー機ができたのはずいぶん前です』
・『マルチカラーLEDで暖色にすれば落ち着きます』
「フルカラー」の例文
・『フルカラーのプリンタは今となっては普通です』
・『フルカラーLEDの調光は難しい』
まとめ
この記事では、「マルチカラー」と「フルカラー」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。