洋服を買いに行くような時には、それなりにセンスのある人、つまり「審美眼」のある人と一緒に行くのが安全です。
なぜなら、一人だと自分だけの感覚で似合わないものを買ってしまうリスクがあるというのは多くの人が経験したことでしょう。
それでは、この「審美眼」とはどういう意味でしょうか。
また、「鑑賞眼」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「審美眼」と「鑑賞眼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「審美眼」とは?
「審美眼」とは、「しんびがん」と読み、美しいものを見ることができる力のことを表す言葉です。
「審」とは「審査」に使われているように「見極める」という意味なので、「審美」とは「美を見極める」という意味になります。
「鑑賞眼」とは?
「鑑賞眼」とは、「かんしょうがん」と読み、芸術作品などの良さや本質を見ることができる力のことを表す言葉です。
多くの場合はその作品が優れているかどうかを見極める力ということになります。
「審美眼」と「鑑賞眼」の違い
「審美眼」と「鑑賞眼」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、作品の良さを見極めることができる力を表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、芸術作品一般の「価値」を判断することができるのが「鑑賞眼」であり、芸術作品に関わらず「美しいもの」を判断することができるのが「審美眼」ということになります。
つまり、対象となるのが芸術作品なのか、一般のすべてのものなのかというのが大きな違いでしょう。
「審美眼」の例文
・『あなたの審美眼で、これが価値のあるものかどうか見てください』
・『審美眼は磨けば身につくものです』
「鑑賞眼」の例文
・『鑑賞眼のある人に見られることが重要です』
・『鑑賞眼とは芸術作品の見方のことです』
まとめ
この記事では、「審美眼」と「鑑賞眼」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。