多くの企業では、大きな問題が発生する前に数多く起きるいわゆる「ヒヤリハット」と呼ばれる事象を重要視していて「ニアミス」と言うこともあります。
それでは、この「ニアミス」とはどういう意味でしょうk。
この記事では、「ニアミス」と「ニアピン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ニアミス」とは?
「ニアミス」とは「near miss」をカタカナ表記したもので、元々は航空機同士が衝突の危険範囲に近づくことを言います。
そこから転じて、出会うと問題が起きる2人が近くまで来てしまうことにも使われます。
「ニアピン」とは?
「ニアピン」とはゴルフの特定のホールで打った球が最もカップに近い状態になることを意味します。
多くの場合は園球を打った人に賞が与えられます。
「ニアミス」と「ニアピン」の違い
「ニアミス」と「ニアピン」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉はなんとなく似た感じで何かが近いという部分では同じです。
しかし、根本的に全く違う言葉です。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「ニアミス」は航空機同士が危険なほど接近した状態、「ニアピン」はゴルフのホールで最もカップに近い位置につけた状態ということになります。
したがって、「ニアミス」はかなり良くない状況ですが、「ニアピン」はかなり良い状況と言えます。
「ニアミス」の例文
・『航空業界において「ニアミス」は原因究明が必要な事故です』
・『もと夫婦の二人が友人の結婚式で「ニアミス」したそうです』
「ニアピン」の例文
・『今日のコンペの「ニアピン」賞はゴルフバッグです』
・『このクイズの回答を集計した結果「ニアピン」は田中さんでした』
まとめ
この記事では、「ニアミス」と「ニアピン」の違いに関して説明してきました。
序文でも述べたように、大きな問題の前には小さな問題が起こります。
特に航空業界では多くの人命に関わるため「ニアミス」の状況は完全な事故として扱われるのも当然です。