この記事では、「叱責」と「怒る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「叱責」とは?
他人の失敗を取り上げて非難することです。
「叱」には、しかる、責める、「責」には、せめる、とがめるという意味があります。
つまり、「叱責」は叱るだけでなく、とがめることまで意味に含むのです。
主に責任ある立場の者が下の者に対してこの行為を行います。
たとえば、部下が失敗をして、それによって損失が出たとします。
上司は部下が起こした失敗を取り上げて非難しました。
このときに上司が行っていることが、この言葉が意味するものです。
自分の感情をぶつけることではありません。
相手は失敗をしており、それを厳しく非難することをいいます。
「怒る」とは?
腹を立てることです。
お昼のお弁当を親が作ってくれているとします。
お弁当にはよくタコさんウインナーが入っています。
自分はもう高校生なので、子どもっぽいタコさんウインナーは入れないで欲しいです。
入れないで欲しいと伝えてあるのですが、ときどきタコさんウインナーが入っています。
きちんと伝えたのにやって欲しくないことをやっていて、腹を立てました。
その腹を立てることが、この言葉が意味するものです。
今度は猫のことで説明をします。
飼っている猫を動物病院に連れていくためにキャリーバッグに入れました。
狭いところに閉じ込められたことが嫌なんか、フーっとうなっています。
このとき猫は「怒っている」といえるでしょう。
「叱責」と「怒る」の違い
「叱責」と「怒る」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は失敗を取り上げて非難をすることです。
後者は腹を立てることです。
失敗をされても腹を立てないことはあります。
何に腹を立てるかは人によって異なり、他人が失敗をしたから腹を立てるとは限りません。
たとえば、欲しいお菓子を親が買ってくれないときに、子どもが「怒る」ことがあります。
これは他人の失敗を非難しているのではありません。
まとめ
一方は失敗を取り上げて叱り責めること、もう一方は腹を立てることをいいます。