この記事では、「隆盛」と「興隆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「隆盛(りゅうせい)」とは?
「隆盛」は「勢いが盛んなことやその様」を意味する言葉です。
「隆盛」の使い方
「隆盛」は名詞や形容動詞として「隆盛だ」のように使われています。
「興隆(こうりゅう)」とは?
「興隆」は「勢いが盛んになること」を意味する言葉です。
「興隆」の使い方
「興隆」は名詞として使われています。
「隆盛」と「興隆」の違い
「隆盛」と「興隆」はどちらも主に「勢いが盛んなこと」という意味を含める言葉です。
同じような意味を表すことから、二語は類義語の関係に当たると言えるでしょう。
「隆盛」や「興隆」と同じような意味を含める類義語には他に「?盛(はんじょう)」や「賑(にぎ)わう」、「栄(さか)える」、「繁栄(はんえい)」、「最盛(さいせい)」、「振作(しんさく)」、「盛況(せいきょう)」などがあります。
「隆」は「盛り上がってたかい」や「盛んにする」という意味を含める漢字です。
「盛」という漢字には「高く積みあがる」や「さかん」、「勢いが強い」などの意味が含まれ、「興」という漢字には「おこる」や「盛んになる」、「はじまる」、「奮い立つ」、「楽しみ」、「面白み」などの意味が含まれています。
「隆盛」や「興隆」は英語だと“prosperity”に相当すると言えます。
「隆盛」の例文
・『中世の前期から後期にかけてこの王朝は隆盛を極めた』
・『今日の隆盛は過去の人たちが血のにじむ努力をしてくれたおかげだ』
「興隆」の例文
・『文明が転換期を迎えたのと同時に大衆文化が興隆した』
・『この王国は一度滅びかけたが、戦争に勝利したのをきっかけに興隆した』
まとめ
「隆盛」と「興隆」はどちらも主に「勢いが盛んなこと」という意味を表す言葉です。
同じような意味を含めることから二語は類義語の関係に当たるということでした。