この記事では、「旅に出る」と「彷徨う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「旅に出る」とは?
「旅に出る」は「たびにでる」と読みます。
意味は「現在住んでいる場所を離れて、一時的によその土地を訪ねること」です。
自宅を離れて、よその土地を訪れ、宿泊して観光したりゆっくり休養することを表します。
「旅に出る」の言葉の使い方
「旅に出る」は動詞として「旅に出る・出た」「旅に出て戻らない」などと使われます。
「旅」は「住んでいる所を離れて、よその土地を訪ねること」「自宅を離れて臨時に他所にいること」という意味、「に」は接続助詞、「出る」は「ある範囲から外へ移動する」から転じて、「いままでいたところから離れて別のところへ行く」という意味、「旅に出る」で、「今まで住んでいるところを離れて、よその土地をたずねること」になります。
基本的に、観光や休養目的で行う、宿泊を伴う行動に使われます。
「彷徨う」とは?
「彷徨う」は「さまよう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あてもなく歩き回ること」という意味です。
2つ目は、「道に迷って歩き回ること」という意味です。
3つ目は「一か所にとどまらず、あちこち移動する」という意味です。
4つ目は「心が不安定でものごとの判断がつかないこと」という意味です。
「彷徨う」の言葉の使い方
「彷徨う」は動詞として「彷徨う・彷徨った」「彷徨いながら考える」などと使われます。
「彷」は「さまよ(う)」と読み、「あてもなく歩く」という意味、「徨」も「さまよ(う)」と読み「あてもなく歩く」という意味、「彷徨う」で、「あてもなく歩き回ること」になります。
本来「彷徨」は「ほうこう」と読みすが、「さまよう」という動作を表す読み方をあてはめて「彷徨う」と使われる様になりました。
基本的に、何のあてもなくふらふらと歩き回ることに使われます。
「旅に出る」と「彷徨う」の違い
「旅に出る」は「今まで住んでいるところを離れて、よその土地をたずねること」です。
「彷徨う」は「あてもなく歩き回ること」です。
まとめ
今回は「旅に出る」と「彷徨う」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。