「底上げ」と「上げ底」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「底上げ」と「上げ底」の違いとは?違い

最近多くの会社で問題になっているのが「コンプライアンス」というものです、これで何か問題があると本業でいくら業績が良くても安心できません。

そんな中で行われているのが専門のコンサルタントによる教育などの「社員の意識の底上げ」というものです。

それでは、この「底上げ」とはどういう意味でしょうか。

また、「上げ底」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「底上げ」「上げ底」の違いを分かりやすく説明していきます。

「底上げ」とは?

「底上げ」とは、文字通り「底を上げる」という意味で使われる言葉ですが、この時の「底」とは、まさに「一番下」ということで、低い数字や水準ということもできます。

つまり、「底上げ」とは、現時点で低い水準のものを上げていくということを目的にしています。


「上げ底」とは?

「上げ底」とは、文字通り「底を上げたもの」という意味で、元々は、お菓子などの入れ物の底の部分が通常よりも上部分にあることによって、ちょっと見にはたくさん入っているように見えても実際にはそれほど入っていないという構造のことを言います。

同じように、靴の底を上げて背が高く見えるものや、実際には能力がないのに、さも能力があるように見せるということも同じように「上げ底」と呼ばれます。


「底上げ」と「上げ底」の違い

「底上げ」「上げ底」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、底を持ち上げることを意図しているという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、目的が組織や個人の能力の向上なのが「底上げ」であり、見た目だけの向上なのが「上げ底」ということになります。

「底上げ」の例文

・『社員のセキュリティに関する意識の底上げが必要です』
・『このチームのスキルの底上げのために講習会を行いましょう』

「上げ底」の例文

・『あの人が履いている靴は上げ底のようです』
・『あの人は見た目は親切そうですが、それは上底で、本当は自己顕示欲の塊です』

まとめ

この記事では、「底上げ」「上げ底」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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