この記事では、「マカロニ」と「パスタ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マカロニ」とは?
「マカロニ」とは、ショートパスタに分類される「パスタ」の一種です。
「マカロニ」=“macaroni”という名称はイタリア語の「マッケローネ(maccherone)」が由来であり、古くは14世紀のレシピ本に「マカロニ」の記述を見ることができます。
一説によれば、「マルコ・ポーロ」が中国から持ち帰ってきた小麦粉を練って、加工した食べ物をローマ教皇へ献上し、それを食したローマ教皇が「Ma Caroni(おお、すばらしい)」と感想を述べたことから名付けられたとも伝えられているそうです。
また、「小麦などを練る」という意味の「マッカーレ」の派生語「マッコ」が語源とする説もあるようです。
昔はパスタにソースをかけたもの全般を指して「マカロニ」と呼ぶこともあり、14世紀から15世紀のイタリアでは、小麦粉を練って、茹でて調理したものを「マカロニ」と呼んでいました。
今日で言うところのいわゆる筒状の短いパスタのことを指して「マカロニ」と呼ぶようになったのは17世紀以後と考えられています。
「パスタ」とは?
「パスタ」=「pasta」とは、麺料理を総称したイタリア語であり、イタリア語で「pasta」は「麺類」という意味を表します。
「パスタ」には、「スパゲッティ」や「マカロニ」、「ラザニア」など650種類以上のものがあるとされており、イタリアでは小麦粉を練って作られる食べ物は全て「パスタ」と呼ばれているそうです。
イタリアにおける「パスタ」の歴史はとても古く、記録を辿ると紀元前4世紀の遺跡からパスタを作るための道具が出土しています。
また、昔の「パスタ」は茹でるのではなく、揚げたり、焼いたりして食べられていたのだそうです。
現代のように、茹でて食べる「パスタ」は古くは13世紀の史料に記録が残っており、16世紀半ば頃から普及したと考えられています。
「マカロニ」と「パスタ」の違い
「パスタ」は麺料理を総称したイタリア語であり、その「パスタ」の一種に含まれるショートパスタの1つが「マカロニ」です。
まとめ
「パスタ」のバリエーションの1つが「マカロニ」ということでした。