この記事では、“properly”と“correctly”の違いを分かりやすく説明していきます。
「properly」とは?
“properly”の主な意味は3つあります。
1つめは、適切に、正当にです。
適切とは、ある状況やものごとにピッタリとあうことです。
結婚式に着ていく服で考えてみます。
結婚式には、礼服を着ていくのがマナーとされています。
ドレスやフォーマルスーツなどを着ていくのは、その場にピッタリとあっています。
ふさわしい服装といえるでしょう。
“properly”は、ふさわしい、もっともといった意味になります。
2つめは、礼儀正しくです。
人間関係や社会秩序を守るために、人がとるべき行動が定められています。
たとえば、口に物が入っているときにはしゃべれないなどです。
これが礼儀です。
礼儀「正しく」なので、礼儀にかなっていることを意味しています。
3つめは、意味などが正確にです。
正確に言えば、などのことを指しています。
間違いがないことです。
「properly」の使い方
“properly”は副詞で、他の語を修飾する形で用います。
「correctly」とは?
“correctly”には、正確に、言葉遣いや礼儀などが折り目正しく、という意味があります。
正しく座る、正しく言えば、正しい音韻などのような使い方をし、間違いがなく確かであることを指しています。
接待などでは、背筋を正し、座敷なら正座をすることが正しい座り方とされています。
この座り方は、礼儀正しいといえます。
折り目正しくとは、礼儀作法にかなっていることを意味しています。
「correctly」の使い方
“correctly”は副詞で、他の語を修飾する形で用います。
“remember correctly”とすると、記憶が正しければという意味になります。
前の“remember”を“correctly”が修飾しています。
「properly」と「correctly」の違い
2つの言葉の似ている意味は、正確にです。
「正確に」には、間違いがなく確かである、事実と一定しているという意味があります。
どちらの言葉も、「正確に言えば」といった使い方をしたときの「正確に」を指しており、意味はほぼ同じです。
また、どちらの言葉にも礼儀正しくという意味があり、この意味もほぼ同じになります。
食事のときのくちゃくちゃと音を立てて噛まない、婚礼のときには礼服を着用するなどは、礼儀正しいといえます。
違いは、“properly”には適切にという意味がある点です。
ある状況やものごとにふさわしい、ピッタリとあっているという意味を持っており、それをするのが当然といったことを指しています。
また、どちらの言葉も副詞で、他の語を修飾する形で使用する点は同じです。
まとめ
正確に、礼儀正しくという意味が同じ言葉です。
どちらも同じ事柄を指しています。