この記事では、「黒幕」と「ラスボス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「黒幕」とは?
黒幕とは、表には出ないで指図をしたり謀を巡らしたりする人物のことをいいます。
物事や事件を陰から操る人物のことを指しています。
「政界の黒幕」というように現実の世界で使われることもありますし、小説や映画、テレビドラマなどフィクションで使われることもあります。
また、単に黒い幕という意味もあり、歌舞伎では舞台の変わり目に舞台を隠したり暗闇を表現したりする目的で使われています。
「ラスボス」とは?
ラスボスとは、コンピューターゲームなどで主人公を最後に待ち受ける最も強い敵のことをいいます。
ラストボス(last boss)の略語で、和製英語になります。
コンピューターゲームにおいては最後に登場する敵のキャラクターが最も強かったため、ラスボスは最強の敵という認識が広まりました。
現在は、ゲーム以外でも手ごわい最強の敵という意味でラスボスを使うこともあります。
「黒幕」と「ラスボス」の違い
黒幕は表には出ないで陰から物事や事件を操る人物で、ラスボスはゲームなどで最後に登場する最強の敵です。
黒幕はミステリーなどでよく使われる言葉で、誰が黒幕なのかはっきり分かっていません。
最後に黒幕の存在が明かされることが多いです。
ラスボスは最後に登場するので、ラスボスであることが分かっています。
物語の内容次第では、黒幕がラスボスであることもあります。
「黒幕」の例文
・『この事件の黒幕はあなただ』
・『陰謀を巡らせた黒幕がこの中に必ずいるはずだ』
「ラスボス」の例文
・『このゲームのラスボスは予想していた通りなかなか手ごわい』
・『最後にラスボスが立ちはだかった』
まとめ
黒幕は表に出ずに陰で事件や物事を操る人物で、ラスボスはゲームなどで最後に登場する敵のキャラクターのことです。
黒幕とラスボスが同じ人物ということもあります。