「今まで」と「これまで」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「今まで」と「これまで」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

もうすでに昔の話になってしまいますが、14歳でオリンピックの水泳競技の金メダルを取った時のインタビューで「今まで生きてきた中で一番幸せです」と言いたことは今でも記憶に残っています。

それでは、この「今まで」とはどういう意味でしょうか。

また、「これまで」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「今まで」「これまで」の違いを分かりやすく説明していきます。

「今まで」とは?

「今まで」とは、文字通り、過去から現在にわたってという意味で使われている言葉です。

一般的には前述の名言のように、長い年月の間の中で継続的にというニュアンスが強くなります。


「これまで」とは?

「これまで」とは、文字通り、この時まではという意味で使われる言葉です。

一般的には、現在までの状況と今後との状況の対比というニュアンスで使われることが多い表現です。


「今まで」と「これまで」の違い

「今まで」「これまで」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、「過去から今までの間」という意味があるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、時間的な経過を表しているのが「今まで」であり、状況的な経過を表しているのが「これまで」ということになります。

たとえば、「今までのやり方」といえば、「時間的に」過去から現在までずっと行ってきたやり方という意味になりますが、「これまでのやり方」とは、時間的なものではなく「既存のやり方」あるいは「古いやり方」という意味になります。

「今まで」の例文

・『今までのやり方が通用する相手ではありません』
・『今までで一番楽しい時間でした』

「これまで」の例文

・『これまでのやり方は変えなければなりません』
・『これまでは、こんな楽しい時間を過ごしたことはありませんでした』

まとめ

この記事では、「今まで」「これまで」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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