この記事では、「癒す」と「直す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「癒(いや)す」とは?
「癒す」は「病気や傷をなおすこと」や「苦痛や飢えなどをなおしたり和らげたりすること」を意味する言葉です。
「癒す」と同じような意味を含める類義語には「治す」や「直す」などがあります。
「癒す」の使い方
「癒す」は動詞として使われています。
「治(なお)す」とは?
「治す」は「もとの良好な状態へと戻す」や「病気やケガを回復させる」、「治療する」、「良好な状態へと改める」、「別の状態へと変える」、「さらに良くなるように、改めてもう一度する意を表す」などの意味を表す言葉です。
「治す」と同じような意味を含める類義語には「癒す」や「正す」、「矯(た)める」などがあります。
「なおす」は「直す」とも表記できますが、「治す」は特に「病気やケガを回復させる」や「治療する」という意味の時に用いられます。
「治す」の使い方
「治す」は動詞として使われています。
「癒す」と「治す」の違い
「癒す」と「治す」にはどちらも「病気や傷をなおすこと」という意味が含まれています。
同じような意味を表すことから二語は類義語の関係に当たると言えるでしょう。
「癒す」と「治す」は英語だと“cure”などに相当します。
「癒す」の例文
・『日頃の疲れを癒すために温泉へ行くことにした』
・『動物カフェに行って、疲れ切った心を癒す』
・『筋肉痛を癒すためにマッサージを受けた』
「治す」の例文
・『傷を早く治すためにも絆創膏を貼っておいたほうがよい』
・『ストレスによって傷ついた心を治すためのプログラムに参加することにした』
・『ケガを治すためには栄養のある食事をとったほうがよい』
まとめ
「癒す」には「病気や傷をなおすこと」という意味が含まれています。
一方、「治す」は多くの意味を表しますがその中に「病気や傷をなおすこと」という意味も含まれています。
したがって、二語は類義語の関係に当たるということでした。