「金の猛者」と「金の亡者」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「金の猛者」と「金の亡者」の違いとは?違い

この記事では、「金の猛者」「金の亡者」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「金の猛者」とは?

卑劣な行為に対して立ち向かっていく人を「金の猛者」【かねのもさ】といいます。

勇敢に立ち向かう人は逞しく感じ、人々を魅了しては惹き付けるのです。

このようなところから、技量が素晴らしいと褒めるとき使ってみたり、お金を稼いで集めたいと努力する人という良い意味で使われています。

ただ、必死になるあまり荒々しい行動して、周囲を動揺させるという意味もある言葉です。


「金の亡者」とは?

お金にやたら拘り、執着してはえげつない儲け方して集める人を「金の亡者」【かねのもうじゃ】といいます。

このようなところから、権力に拘ったり、物に執着して離れられないという異常な行動する人という意味で使うわけです。

執着するあまり人を傷つけたり、金品を言葉巧みに騙して儲けるといった卑劣な行為して反省もせず、嬉しがる人を亡者といった言い方で皮肉ります。


「金の猛者」と「金の亡者」の違い

「金の猛者」「金の亡者」の違いを、分かりやすく解説します。

お金を努力して稼ぐため駆け回る勇敢な人を「金の猛者」といい、技量がある者を褒める意味で使われています。

もう一方の「金の亡者」はお金になるのであれば家族であろうが裏切り、自分のために使ってしまうのです。

このような意味から、1つのことに拘り過ぎて行き過ぎた行為して人を蹴落としたり、権力を奪い取るといった卑劣な行為する人を嫌う意味でも使われています。

「金の猛者」の例文

・『部員に過酷な練習させる顧問に先輩は金の猛者になる』
・『体格の良い選手にも怯まず立ち向かう彼は金の猛者だ』

「金の亡者」の例文

・『妹の貯金にまで手を出して賭け事する兄は金の亡者だ』
・『住民を追い払って土地を我が物にする社長は金の亡者だ』

まとめ

「金」は同じ言葉ですが、良い意味で使われているか、お金に貪欲な人の行動を指すかに違いがあります。

どういった使い方するか注目して、使い分けてみるといいでしょう。

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