この記事では、「ウェルビーイング」と「ウェルネス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウェルビーイング」とは?
ウェルビーイングとは心身と社会的な健康を表す概念で、「こころ」「からだ」「社会的なつながり」が良好な状態のことをいいます。
英語の「Well-being」をそのまま日本語読みしており、「well」には「よい」、「being」には「状態」という意味があります。
ウェルビーイングは、心身が健康で生き生きと生活できる状態を表しています。
WHOの設立時に、スーミン・スー博士の提案によって憲章に取り入れられました。
「ウェルネス」とは?
ウェルネスとは、健康をベースにより良く生きようとする行動や意識のことをいいます。
アメリカの医師ハルバート・ダンによって提唱された概念で、「輝くように生き生きしている状態」と定義しました。
英語の「Wellness」をそのまま日本語にしています。
ウェルネスは健康を肉体的なことだけではなく、精神面も含め総合的に捉えたものです。
健康を目指す行動も含まれます。
ウェルネスは、身体・感情・精神・知性・職業・社会などの要素で構成されています。
「ウェルビーイング」と「ウェルネス」の違い
ウェルビーイングもウェルネスも健康に関わる概念です。
ウェルビーイングは精神的にも身体的にも満たされ、社会的なつながりも持っている良好な状態を表す概念です。
周囲と良好な関係を築けていたり、仕事で充足感を得ているなど社会的に良好な状態が含まれています。
ウェルネスは身体的・精神的な健康に比重がおかれています。
また、ウェルネスは単に状態を表すものではなく、健康になるための行動や意識も含まれます。
まとめ
ウェルビーイングには、精神的・肉体的な健康だけではなく社会的に良好であること含まれています。
ウェルネスは精神的・肉体的な健康に重点がおかれており、健康になるための意識や行動も含まれます。