最近は、全く会ったこともない人たちがSNSなどで「繋がって」いつことが普通なので、昭和の時代に比べると人と人の間の関係が薄くなっていると思われがちですが、実際にはその頃よりも緊密になっているようなことも多く、どちらかというとそういった関係自体が多様化していると言えるでしょう。
それでは、この「繋がり」とはどういう意味でしょうか。
また、「結びつき」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「繋がり」と「結びつき」の違いを分かりやすく説明していきます。
「繋がり」とは?
「繋がり」とは、「つながり」と読み、一般的には、何かと何かが物理的、あるいは関係的に緊密な関係があるということを表している言葉です。
「結びつき」とは?
「結びつき」とは、「むすびつき」と読み、一般的には、何かと何かが緊密な関係を持っていることを表す言葉です。
「繋がり」と「結びつき」の違い
「繋がり」と「結びつき」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、複数のものがお互いに関係を持っているということを表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、一般的なつながりを表しているのが「繋がり」であり、それに比べてより強い関係を持っているのが「結びつき」ということになります。
つまり、「繋がり」というのは一度会ったことがある、とかちょっとだけ会話したことがあるような関係でも成り立ちますが、「結びつき」というのは家族や利害関係が一致しているようなものの間でしか成り立ちません。
したがって、「結びつき」という言葉を使う場合には本当に適当かどうかを確かめる必要があります。
「繋がり」の例文
・『人と人ととの繋がりは生きていくのに必要なことです』
・『この文章は、次のページのこの文章と繋がりがあります』
「結びつき」の例文
・『人と人との結びつきというものは一朝一夕にできるものではありません』
・『土地とそこで生活する人の間には強い結びつきがあります』
まとめ
この記事では、「繋がり」と「結びつき」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。