この記事では、「未亡人」と「独身」の違いを分かりやすく説明していきます。
「未亡人」とは?
未亡人とは、夫と死別した女性のことをいいます。
元々は自分に対して使う言葉で、「未だに死なない人」という意味があります。
古代中国では、夫が亡くなったら妻はそれに殉じて死ぬべきだという観念がありました。
夫が死んだのに生きている人という意味から未亡人という言葉が生まれたのです。
現在は単に夫と死別した女性を指すようになっていますが、使われることは少なくなっています。
夫と離婚した女性のことは未亡人とはいいません。
「独身」とは?
独身とは、配偶者がいない人のことをいいます。
性別に関わらず使われる言葉で、一度も結婚したいない人も含まれますし離婚や死別で配偶者がいない人も含まれます。
また、婚姻届を提出していない事実婚である場合は、パートナーがいるので独身とはいいません。
恋人と同棲しているだけという場合には独身と呼びますが、内縁関係や事実婚と区別がつきにくいこともあります。
「未亡人」と「独身」の違い
未亡人は夫と死別した人を指す言葉で、独身は配偶者がいない人を指す言葉です。
未亡人は夫がいないので、独身に含まれます。
未亡人は女性を指す言葉なので、妻と死別した男性のことは未亡人とはいいません。
独身は性別に関係なく使われる言葉です。
「未亡人」の例文
・『結婚してすぐに夫を事故で亡くし、私は20代で未亡人になりました』
・『この大きな屋敷に住んでいるのはお金持ちの未亡人です』
「独身」の例文
・『彼は長く独身でしたが、仕事で知り合った女性と意気投合し結婚することになりました』
・『彼女は独身で、結婚する気はまだないようです』
まとめ
未亡人は夫と死別した女性のことで、独身は配偶者がいない人のことです。
独身には未亡人も含まれます。
また、未亡人は女性に対して用いられる呼び名で、妻を亡くした男性のことは未亡人とはいいません。
独身は性別に関係なく用いられる言葉です。
