この記事では、“structure”と“construction”の違いを分かりやすく説明していきます。
「structure」とは?
“structure”の主な意味は3つあります。
1つめは、建築物、構造物です。
建築物とは、土台から作りあげられた建物のことです。
倉庫、住宅、ビルなどがこれにあたります。
構造物とは、部分部分を組み合わせて作りあげられたもののことです。
住宅、道路、ダム、堤防などがこれにあたります。
2つめは、構成、組織です。
いくつかの要素でまとめられたものを意味しています。
家族の場合で考えてみます。
父・母・私・妹がいたとします。
この人たちをすべてまとめて、家族がどう作られているかを指して「家族構成」といいます。
3つめは体系です。
体の形を意味する体型ではなく、科学体系などのことです。
これらは名詞の意味で、“structure”には動詞の意味もあります。
動詞では、体系化する、構造を与えるという意味になります。
「structure」の使い方
名詞の意味では、作られたものを指して使用します。
建築物、構造物などは、作られたものです。
科学体系なども人間によって作られたものです。
「construction」とは?
“construction”の主な意味は4つあります。
1つめは建築です。
基礎の部分から建物などを作りあげることを意味しています。
作られた物のことではなく、建築現場や建設中などのことを指しています。
2つめは建造物、構造物です。
土台から作りあげられたものをいいます。
ビル、ダム、道路などがこれにあたります。
3つめは概念や理論などの構築・構成です。
組み立てて作りあげること、いくつかの要素をまとめあげてくみ上げることを意味しています。
4つめは解説、説明です。
わかりやすく教えてくれるものを意味しています。
数学のテキストを読んでも、意味がわからないことがあります。
そんなときのために、テキストには解説といううものが書かれています。
これは大切な部分をわかりやすく教えてくれるものです。
「construction」の使い方
作りあげることや、作りあげられたものを指して使用をします。
“construction”は名詞です。
「structure」と「construction」の違い
2つの言葉の似ている意味は建築物、構造物です。
どちらの言葉にも名詞でこの意味があり、この点は同じです。
ビル、ダム、道路など、同じもののことを指しています。
どちらの言葉にも、構成という意味がありますが、何の構成なのかという点が違います。
“structure”は家族構成など組み立ての意味なのですが、“construction”は概念や理論の構成を意味しています。
まとめ
建築物、構造物の意味が同じ言葉です。
どちらの言葉にも構成という意味がありますが、この意味では使われ方が違います。