この記事では、“period”と“term”の違いを分かりやすく説明していきます。
「period」とは?
“period”の主な意味は2つあります。
1つめは、一区切り、周期です。
一区切りとは、ある範囲からある範囲の切れ目のことです。
たとえば、1990年から2000年までの間とか、1603年から1868年までの間は江戸時代とかの範囲のことで、これを一区切りといいます。
周期とは、ある物事が一周りして同じ状態になるまでの時間です。
女性は毎月月経があります。
月経は約28日の間隔で起こる現象です。
このことを月経周期といいます。
“period”は元素の周期や天文・物理の周期も指しています。
もう一つの意味は終止符です。
英語の文は、文の終わりに「. 」をつけます。
これが終止符です。
「period」の使い方
ひとつの区切りという意味で使用をします。
周期は、ある状態から一周して、またある状態に戻り、それで一区切りついたといえるでしょう。
終止符は、文に一区切りをつけるものです。
「term」とは?
“term”の主な意味は5つあります。
1つめは限定された期間です。
ある日や時から、その時点から先のある日や時までのことを意味しています。
塾には夏期講習というものがあります。
夏季講習は、夏のある時からある時まで行われる勉強会のようなものです。
このような限られた期間のことを“term”は指しています。
2つめは満期です。
満期とは期間がくることです。
派遣社員や定期預金には、契約期間があります。
こういった期間がくることを満期といいます。
3つめは限定された用語です。
専門用語や、ののしり言葉・へつらい言葉のような会話・文中の用語を意味しています。
4つめは条件です。
条件とは、約束をするときに前提や制約となる事柄です。
たとえば、友達に「自転車を貸して」と頼んだとき、「1日だけなら」と言われたとします。
この場合は「1日だけ」というのが条件になります。
5つめは特定の関係です。
犬猿の仲、あいさつをするだけの関係などのことを意味しています。
「term」の使い方
もともとの意味は「期限」です。
期限とは、限られた範囲のことです。
“term”には複数の意味がありますが、どれも限定の意味が含まれています。
限定された期間、限定された用語、限定された関係などのことを指して使用する言葉です。
「period」と「term」の違い
期間という意味が似ていますが、意味合いが異なります。
“period”は周期という意味合いの期間です。
一周してまた同じ状態に戻る意味合いや、一区切りの意味合いがあります。
“term”は、ある時点からある時点までの限られた範囲のことです。
ここからここまでと定められている事柄を指しています。
一周して同じ状態になることではありません。
まとめ
期間という意味が似ている2つの言葉ですが、周期などの期間を指しているのか、限定された期間を指しているのかという点に違いがあります。
