「ひたむき」と「ひたすら」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ひたむき」と「ひたすら」の違いとは?違い

夏というと必ず話題になるものとして甲子園の高校野球があります。

地区予選を勝ち抜いてきたチームたちが、さまざまな困難を越えて、「ひたむき」に頑張る姿は、いろいろなことに疲れてしまっている私たちにとっては清涼剤となっています。

それでは、この「ひたむき」とはどういう意味でしょうか。

また、「ひたすら」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「ひたむき」「ひたすら」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ひたむき」とは?

「ひたむき」とは、「直向き」と書くこともあるもので、その文字の通り「一つのことに真っ直ぐに向かい合って取り組んでいる姿勢」のことを表す言葉です。


「ひたすら」とは?

「ひたすら」とは、「只管」と書くこともあるもので、多くの人が理解しているように、「同じことを真面目にやり続ける」ということを表す言葉です。

「只」とは「そのことだけ」という意味で、「管」は文字通り管のことで外に漏れないような状態のことです。

したがって、「只管」「外部に惑わされないでそのことだけ」という意味になります。


「ひたむき」と「ひたすら」の違い

「ひたむき」「ひたすら」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、「真面目に取り組んでいる状態」という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「ひたむき」は、真面目に取り組む姿勢の方が中心であり、「ひたすら」の方は、同じことに取り組む姿勢の方が中心になっています。

したがって、「ひたむき」には回数が関係なく、「ひたすら」には真面目さは関係ないということになります。

しかし、この差は微妙なものなので、多くのケースでは入れ替えても意味は通じます。

「ひたむき」の例文

・『ひたむきに頑張る姿勢に感動しました』
・『ひたむきな思いは相手にも必ず通じるでしょう』

「ひたすら」の例文

・『ひたすら感張れば道は開けるでしょう』
・『ひたすた思い続ければ願いは叶うでしょう』

まとめ

この記事では、「ひたむき」「ひたすら」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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