この記事では、“probably”と“perhaps”の違いを分かりやすく説明していきます。
「probably」とは?
“probably”は副詞で、おそらくという意味があります。
おそらくとは、見当をつけてみて、そのことの確かさの程度が高いことをいいます。
雨が降ることで考えてみます。
今日の午後に台風が接近をすると、今朝の天気予報で伝えていました。
台風が接近をすると、雨が降ることが珍しくありません。
現在は晴れていますが、天気予報がいっていた通りだとすれば、午後には雨が降ることでしょう。
台風が接近をして雨が降らないことはほとんどないので、これは高い確率であるだろうということができます。
十のうち八か九くらいの確率です。
このくらい確かなことを意味しています。
「probably」の使い方
実現する確かさが高いという意味で使用をします。
ほぼ確実といったくらいの確かさをいいます。
十のうち八か九くらいです。
十のうち一か二くらいなど、低い確率には使用しません。
副詞なので修飾する形で用いられます。
「perhaps」とは?
“perhaps”の主な意味は2つあります。
1つめは、たぶんです。
見当をつけてみて、そこそこの確率であるだろうという意味になります。
雨が降ることで考えてみます。
今朝の天気予報では、1日中くもりと伝えていました。
しかし、1時間予報ではくもりの時間帯に雨が降る可能性があると伝えています。
絶対とはいい切れないけれど、その可能性があるのです。
数字で表すと50%か、それよりもやや低いくらいの確率です。
その程度起こるであろうことを、この言葉は表しています。
もう一つの意味は、もしかして、よろしければです。
依頼、提案、意向などを表しています。
何かを頼むときに、「よろしければ~してくれませんか」と丁寧な言い方をすることがあります。
これが依頼の「よろしければ」です。
友達と遊びに行きたいと考えていました。
そこで「よろしければ、今度遊びにいきませんか」と聞いてみました。
これが提案の「よろしければ」です。
ある人が、テーブルの上にあるお菓子をちらちらとみています。
この様子を見た別のある人は、この人に対して「もしかして、お菓子を食べたいのですか」といいました。
これが意向の「もしかして」です。
名詞でも用いられ、不確実なことという意味になります。
「perhaps」の使い方
推量、依頼、提案、意向の意味で使用をします。
これらの意味では副詞として用いられます。
「probably」と「perhaps」の違い
ある事柄が起こる可能性の程度を表す副詞である点が似ている2つの言葉です。
違いは確率です。
高い確率なのは“probably”です。
もう一つの言葉は、それよりも低くなります。
どちらも副詞として用いられる点は同じです。
まとめ
見当をつけてみて、そのことがどれくらい起こるであろうか、という意味が似ていますが、確率に違いがあります。