この記事では、“merely”と“only”の違いを分かりやすく説明していきます。
「merely」とは?
“merely”の意味は以下の通りです。
1つ目は「ただ単に」という意味で、ものごとに特別な事情がない様子を言います。
2つ目は「全く」という意味で、ものごとが完全にその状態になっている様子を言います。
3つ目は「~に過ぎない」という意味で、ものごとがある基準に至っていないことをいいます。
上記に共通するのは「特別なことではない」という意味です。
「merely」の使い方
“merely”は「ただ単に」「全く」「~に過ぎない」という意味で使われます。
副詞としてのみ使われ、形容詞形は“mere”になり、「ほんの」「単なる」「全くの」という意味で使われます。
基本的に、特別な条件や理由がないことに使われる言葉ですが、やや硬い表現である為に、日常会話ではめったに使われず、文章や演劇などで使われることが多くなります。
「only」とは?
“only”の意味は以下の通りです。
1つ目は「唯一の」という意味で、他にはない人や物、ものごとのことを言います。
2つ目は「並ぶものがない」という意味で、ある状態を強調する時に使われます。
3つ目は「ただ単に」という意味で、特に言及することがない様子を言います。
4つ目は「~のみ」「~ばかり」という意味で、それだけしかない様子を言います。
上記に共通するのは「それしかない」という意味です。
「only」の使い方
“only”は「唯一の」「並ぶものがない」「ただ単に」「~のみ」という意味で使われます。
形容詞・副詞として使われたり、接続詞として「だが」「ただし」という意味で使われたりします。
基本的に、他に選択肢がない時に使われる言葉で、様々な使い方ができる為に日常会話でよく使われています。
「merely」と「only」の違い
“merely”は「特に理由がない様子を表すやや硬い表現」という意味です。
“only”は「他になくそれだけ」という意味です。
「merely」の例文
・『I am merely a businessman. 』
(私は単なる会社員だよ)
・『He was merely a child. 』
(彼は単なる子供だった)
・『This is merely my private opinion. 』
(これは単に私の個人的な意見だ)
「only」の例文
・『We have only one way to survive. 』
(我々が生き残る為にはたった一つの方法しかない)
・『You are the only one who can solve this problem. 』
(あなたはこの問題を解決できる唯一の人だ)
・『I have only this. 』
(これしか持ってないよ)
まとめ
今回は“merely”と“only”について紹介しました。
“merely”は「ただ単にという意味の硬い表現」「only」は「ただ単に、他にない」と覚えておきましょう。