この記事では、“probably”と“maybe”の違いを分かりやすく説明していきます。
「probably」とは?
“probably”には、おそらく、まず間違いなくという意味があります。
ある物事が起こる確率が高いことをいいます。
起こる確率がどれくらい高いかというと、十のうち八か九くらいです。
100%起こることではなく、ほぼ起こるであろうというくらいの確立を指しています。
ある人に本を貸したときのことで考えてみます。
貸した相手をAさんとします。
Aさんは忘れ物が多く、仕事でも必要なものが足りないということが珍しくありません。
人に何か借りたときには、借りたことを忘れてしまうことがあります。
そのため、本を貸した人は、返してくれる確率は低いだろうと考えていました。
このことを「おそらくAさんは本を返してくれないだろう」ということができます。
返してくれないという事柄が、8割から9割くらいの確率で起こるだろうと考えていることを表しています。
「probably」の使い方
見当をつけてみて、そのことの確かさが高い確率であることを指して使用します。
100%のことではなく、80~90%くらいのことをいいます。
副詞として用います。
「maybe」とは?
“maybe”の主な意味は5つあります。
1つめは、もしかするとです。
まだ現実にはなっていないことを仮定することや、確かではないけれど確率がある事を意味しています。
「もしかしたら間に合うかもしれないけれど、間に合わないかもしれない」などをいいます。
2つめは、~ぐらいです。
数量が、だいたいこれくらいという意味になります。
5000人ぐらい、10個くらいとかの「くらい」のことです。
3つめは、~したらどうでしょう、~していただけますかです。
提案、依頼の意味があります。
4つめは、さあねえです。
あいまいな返答の言葉になります。
5つめは、~かもしれないです。
推測の「かもしれない」ではなく、譲歩の「かもしれない」です。
「あなたはそうかもしれませんね。
でも私は~です」といったものを意味しています。
「maybe」の使い方
推量、提案、依頼、あいまいな返答、譲歩などの意味で使用をします。
副詞として用いる語です。
数量が~ぐらい以外の意味では、文を修飾します。
「probably」と「maybe」の違い
見当をつけること、つまり推量の意味が似ていますが、確率が違います。
“probably”は、高い確率の推量を意味しています。
十のうち八か九くらいのことです。
“probably”に比べると“maybe”の方が確率が低いです。
もしかすると、という意味になります。
また、“maybe”はこの意味以外にも、提案、依頼、あいまいな返答などの意味もあります。
これらの意味はもう一つの言葉にはありません。
どちらも副詞である点は同じです。
まとめ
推量の意味が似ている2つの言葉ですが、可能性の度合いに違いがあります。