仕事でもプライベートでも、計画を立てて行動することは多いですよね。
「プラン」という言葉は日本語でも当たり前のように使われますし、「プランニング」と言われてもほとんどの人が分かるはずです。
ですが、この2つの言葉の使い分けは曖昧になっていないでしょうか。
この記事では、“plan”と“planning”の違いを分かりやすく説明していきます。
「plan」とは?
「計画、案」という意味の名詞です。
あるいは「計画する、もくろむ」という意味の動詞として使われることもあります。
日本語で使われる「プラン」と同じように、既に計画として完成しているものを指します。
「plan」の使い方
A. This is my plan. (これが私の計画だ)
B. I plan to go there. (私はそこに行くつもりだ)
Aが名詞としての“plan”、Bが動詞としての“plan”の例です。
“plan”は可算名詞なので、複数であれば“plans”となります。
また、「plan to 〜」の形で「?しようと計画する、〜するつもりである」という文もよく使われるので、合わせて覚えておきましょう。
「planning」とは?
名詞として「計画、立案」と訳されますが、元は動詞“plan”の現在分詞形です。
そのため現在分詞の特徴の「?している」という意味合いがあるので、「計画している」、つまりまだ完成していない計画である、ということが分かります。
文脈によっては現在分詞ではなく動名詞として使われていることもあります。
また、「be動詞+〜ing」の形で進行形を表している場合もあるので、柔軟に対応しましょう。
「planning」の使い方
A. His job is life planning. (彼の仕事は人生設計だ)
B. I’m planning on going there. (私はそこに行くつもりだ)
Aの文のように「○○+planning」の形で「○○計画、設計」という表現が多く見られます。
日本語でも「ライフプランニング」等と言うことがありますが、これと同じです。
Bの文は“planning”が名詞ではなく進行形の一部として使われている例です。
そのため「私はそこに行く計画だ」ではなく、「行くつもりだ」という訳になります。
“plan”の例文Bとよく似ていますが、“planning”の方が「計画を立てている最中」というニュアンスが含まれます。
「plan」と「planning」の違い
どちらも「計画」と訳すことができますが、“plan”は計画として形になったもの、“planning”は計画をしている最中という意味合いが含まれます。
また、“plan”には動詞の働きもあること、“planning”には進行形の場合もあることにも注意してください。
まとめ
日本語でもよく使われる“plan”と“planning”について考察してきました。
大まかな意味は同じですが、計画の完成度によって使う単語が変わります。
また、1つの意味だけを覚えるのではなく、文脈によって判断することも必要になるので、丁寧に使い分けましょう。