この記事では、“ride”と“take”の違いを分かりやすく説明していきます。
「ride」とは?
“ride”には乗るという意味があります。
「載る」ではなく「乗る」です。
「載る」は紙の上にのる、つまり記載される、書かれるという意味になり、“ride”が指すこととは異なります。
「乗る」といっても、何に乗るのかさまざまな事柄を指すことができます。
“ride”が指す「乗る」は多様です。
日常「乗る」というと、車やバスなど乗り物で移動することを思い浮かべることでしょう。
“ride”には、車・バス・電車・船などの乗り物の上に身を置いて、その乗り物で移動するという意味があります。
車が登場する前は馬で移動をしていました。
“ride”は馬に乗るという意味もあります。
「流れに乗る」という言い方がありますが、勢いに任せて進む、調子よく進むことも指しています。
これらは動詞の意味です。
名詞では、馬や乗り物に乗ること、目的地まで乗せてもらうこと、乗り心地という意味になります。
「ride」の使い方
何かの上にあがること、何かに身を置いて移動すること、という意味で使用をします。
この何かとは、車やバスなどの乗り物、馬のような移動に使えるものを指しています。
「take」とは?
“take”の主な意味は6つあります。
1つめは、手でつかみ取るです。
テーブルの上にある本をつかむ、チェスの駒をつかむ、魚などの獲物を手でつかむなどを意味しています。
2つめは、手でつかんで移動させるです。
何かを手でつかむとき、移動させる目的である場合が少なくありません。
たとえば、扇風機を手でつかむのは、風がよく当たる場所に移動させたいからです。
3つめは、体内に取り込むです。
食事を口に入れて飲み込んで体内に取り込む、空気を吸って肺に入って体内に取り込むなどをいいます。
4つめは、責任や申し出を引き受けるです。
これは、自分のものにするということができます。
5つめは、感情や見解を受け入れるです。
これも、自分のものにするということができます。
たとえば、哀れに思った場合は、哀れという感情を自分のものにしています。
6つめは、時間や労力を必要なものとして取るです。
費用がかかる、時間がかかるなどを意味しています。
「take」の使い方
手につかむという意味があります。
つかむとは、自分のものにすることです。
そのため、“take”は自分の領域に入る、つまり食物を取り込む、感情を受け入れる、などの意味でも使用します。
「ride」と「take」の違い
“ride”は乗る、“take”はつかみ取る・受け入れるという意味があります。
タクシーに乗る場合でいうと、タクシーに乗っても自分のものにはなっていません。
乗るとつかみ取る、つまり“ride”と“take”の意味は違うのです。
まとめ
2つの言葉が持っている意味はまったく異なります。
そのため、使う場面を間違うことは少ないでしょう。