この記事では、“safety”と“security”の違いを分かりやすく説明していきます。
「safety」とは?
“safety”の主な意味は3つあります。
1つめは、人や物の安全です。
生命にかかわる心配や物の窃盗などの心配がないことを意味しています。
小学校低学年の子どもが、ヘルメットをかぶって自転車に乗っている姿を見ることがあります。
小さな子どもは自転車にうまく乗れないことがあり、転倒する恐れがあります。
もしも頭部をコンクリートに打ち付ければ、生命に危険が及びます。
ヘルメットはこういった事態から守ってくれます。
ヘルメットをかぶって自転車に乗っていれば、あるていど安全なのです。
この生命が危険にさらされる心配がない状態を“safety”は指しています。
2つめは安全な場所です。
生命にかかわる心配や窃盗などの心配がない場所を指しています。
津波の心配があるときには、高い場所に逃げなさいと言われています。
高い場所にいれば、波に襲われる心配が少ないです。
そこは安全な場所だといえます。
3つめは安全性です。
安全である度合いを意味しています。
「safety」の使い方
生命が脅かされる心配がないこと、窃盗などの心配がないことや、その心配がない場所を指して使用します。
“safety”は名詞です。
「security」とは?
“security”には2つの意味があります。
1つめは、安全を守ることです。
大きな建物や観光施設などには、警備員が配置されていることがあります。
警備員の役割は、訪れる人を危険から守ることです。
この行為を“security”は指しています。
もう一つの意味は、安全を守る方法です。
日本には自衛隊が存在しており、もしも他国から攻撃されたときに備えています。
また、自衛隊は災害の際に救助・救援・救護などを行っています。
自衛隊の存在は、安全を守る方法です。
人の生命が危険な状態にならないようにしています。
「security」の使い方
生命が危険な状態にならないようにしたり、窃盗や盗難などの事態にならないようにすることを指して使用します。
“security”は名詞です。
「safety」と「security」の違い
“safety”は安全、“security”は安全を「守ること」です。
“safety”は生命が脅かされる危険がない状態、窃盗や盗難などの心配がない状態を指しています。
一方、“security”は状態のことではなく、安全な状態を作り出すことを指しています。
たとえば、ビルを見回る警備員の行為は、安全を守ることにつながります。
これが“security”です。
“security”によって“safety”な状態になります。
まとめ
意味が似ているように感じますが、同じことを指しているのではありません。
“safety”は安全なことで、“security”はその状態になるように守ることです。