この記事では、“say”と“tell”の違いを分かりやすく説明していきます。
「say」とは?
“say”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~を言う」「話す」という意味で、言葉で述べることを言います。
2つ目は「唱える」「暗唱する」という意味で、ある文言を口にすることを言います。
3つ目は「~してくれ」という意味で、人に何か頼む時に付く言葉です。
4つ目は「言うなれば」「言わば」という意味で、何か言う時の前置きの言葉です。
5つ目は「ちょっと」「あのね」という意味で、人に呼び掛ける時の言葉です。
上記に共通するのは、「言葉で述べる」という意味です。
「say」の使い方
“say”は「~を言う」「唱える」「~してくれ」「言うなれば」「ちょっと」などの意味で使われます。
自動詞・他動詞として「say/said/said」と不規則変化で使われ、名詞として「言うべきこと」「言い分」などの意味で使われたりします。
基本的に、相手がいる、いないに関わらず、自ら口で言葉を発する時に使われる言葉です。
「tell」とは?
“tell”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~を話す」「語る」という意味で、人に対して言葉を述べることを言います。
2つ目は「~に告げる」「知らせる」という意味で、人に情報を教えることを言います。
3つ目は「~に言いつける」「命じる」という意味で、口頭で指示を出すことを言います。
4つ目は「明言する」「保証する」という意味で、はっきりとした意見を述べることを言います。
5つ目は「見分ける」「識別する」という意味で、判断した結果を述べることを言います。
上記に共通するのは「人に対して伝える」という意味です。
「tell」の使い方
“tell”は「~を話す」「~に告げる」「~に言いつける」「明言する」「見分ける」などの意味で使われます。
自動詞・他動詞として「tell/told/told」と不規則変化で使われます。
基本的に、相手に対して何らかの内容を伝える時に使われる言葉です。
「say」と「tell」の違い
“say”は「自ら意味のある言葉を口にすること」という意味です。
“tell”は「相手に何らかの内容を伝えること」という意味です。
「say」の例文
・『He said he didn’t go out yesterday. 』(彼は昨日外出しなかったと言った)
・『I say, be quiet. 』(ちょっと、静かにしてよ)
・『I can’t say anything about it. 』(それについては何も言えないな)
「tell」の例文
・『Please tell me what you have done. 』(あなたがしたことを教えて下さい)
・『I can’t tell the defference between A and B. 』(AとBの違いが見分けられない)
・『I will tell you later. 』(あとで教えてあげるよ)
まとめ
今回は“say”と“tell”について紹介しました。
“say”は「言葉を話す」、“tell”は「相手に伝える」と覚えておきましょう。