この記事では、「頼まれた」と「ご依頼いただいた」の違いを分かりやすく説明していきます。
「頼まれた」とは?
「頼む」は「相手にこちらが希望するようにしてくれることを伝えて願うこと」、「依頼すること」、「頼りになるものとして当てにすること」、「力として頼ること」、「用事や処置を他に委ねること」、「まかせてすっかりしてもること」、「何かをしてもらうために呼ぶ」、「注文すること」を意味する言葉です。
そして、その「頼む」を受身形にした言葉が「頼まれる」であり、「頼まれる」を過去形にした言葉が「頼まれた」になります。
「頼まれた」の使い方
「頼まれた」は「頼む」の受身形の過去形として使われています。
「ご依頼いただいた」とは?
「いただく」は「もらう」や「飲む、食べる」の謙譲語です。
「依頼してもらった」を敬語した言葉が「ご依頼いただく」であり、その「ご依頼いただく」を過去形にした表現が「ご依頼いただいた」になります。
「ご依頼いただいた」の使い方
「ご依頼いただいた」は「依頼してもらった」の敬語表現として使われています。
「頼まれた」と「ご依頼いただいた」の違い
「頼まれた」は「頼む」の受身形であり、かつ過去形です。
そして、「ご依頼いただいた」は「依頼してもらった」を謙譲語になおした表現になります。
したがって、「頼まれた」を敬語表現になおした言葉が「ご依頼いただいた」であると解釈できるでしょう。
「頼まれた」の例文
・『父に頼まれた用事があるのでそちらを先に済まさなければならない』
・『手伝いを頼まれたが、忙しかったので断ることにした』
「ご依頼いただいた」の例文
・『ご依頼いただいた内容をご確認いただいてもよろしいでしょうか?』
・『ご依頼いただいた商品ですが、本日発送手続きが完了いたしました』
まとめ
「頼まれた」を敬語表現になおしたフレーズが「ご依頼いただいた」ということでした。