この記事では、「牢屋」と「牢獄」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「牢屋」とは?
罪を犯した者からまったく悪いことをしていない人まで入れて、閉じ込めてしまう施設を「牢屋」【ろうや】といいます。
万引きや強盗、人に怪我を負わせた犯罪者だけではなく、酒に酔っ払って道端で寝ていた、権力がある者の機嫌を損ねてしまう理由だけで入れられる所を指すのです。
日本では刑事施設といって、拘置所や犯罪を犯した少年が入る刑務所を「牢屋」と呼びます。
ほとんどの人はまだ刑が確定していない未決定拘禁者を入れておく所です。
「牢獄」とは?
罪を犯した人を入れて刑罰が実行するまで罪を償うところを「牢獄」【ろうごく】といいます。
犯罪人の中には死刑になるほど重い罪で服役する者がいるので、簡単には逃げられないよう窓は鉄の柵がはめてあったり、定期的に部屋の中を見られるようにしてある場所です。
また、罪を罰するため裁判で刑が確定されるまで待機する所でもあります。
このように、死刑囚や未解決囚、身柄拘束された者が入る施設を指すわけです。
「牢屋」と「牢獄」の違い
ここでは「牢屋」と「牢獄」の違いを、分かりやすく解説します。
喧嘩して騒動を起こしたり、街の中で暴れていたなど重い犯罪者だけではない人が入れられる施設を「牢屋」といいます。
もう一方の「牢獄」は人を殺して死刑が確定している犯罪者から窃盗、痴漢、万引きにいたるまで様々な罪を犯した者が入る所です。
「牢屋」は一時的に入り、保釈金を払えばすぐ出られる所ですが、「牢獄」は服役して罪をすべて終えるまで出られません。
そのため「牢獄」の中は常に監視下での暮らしを強いられ、食事や風呂、着替える服まですべてが管理されて生活する場所です。
まとめ
「牢」という漢字は同じですが、「屋」と「獄」の違いにより入る対象者に違いが見られます。
専門サイトでどの点が違うか調べてみるのも勉強となるでしょう。
