この記事では、「気になる」と「気にかかる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「気になる」とは?
問題が起きたとき、その後の経過がどうなったか、不安がいつまでも頭の中から離れない気持ちを「気になる」【きになる】といいます。
例えば、仕事でミスして上司に呼び出された部下がどのようになったか知りたいと思う気持ちを表すわけです。
また、納期までに部品が納品されるか心配で、仕事していても頭から離れないといった状況でも使われています。
「気にかかる」とは?
本当に鍵をかけたか心配になってしまうことを「気にかかる」【きにかかる】といいます。
いつまでも心に残り、離れない心配事で仕事していても大丈夫かと落ち着かない状態になってしまうのです。
職場では、「気にかかる」ことがあれば気軽に伝えて欲しいと目上の人に対して心遣いを見せて、心配する気持ちを込めて遠慮なく話してほしいと伝えます。
「気になる」と「気にかかる」の違い
「気になる」と「気にかかる」の違いを、分かりやすく解説します。
頭の中がいっぱいになるほど経過の行き先について考えて眠れないことを「気になる」といいます。
友人から貰った箱の中身が気になる」とまだ自分が目で確かめていない物は何か気になる状態で、他のことが手につかないほど気が散ってしまう状態で使う言葉です。
もう一方の「気にかかる」は、ガスを止めたか、照明を消したかといった些細な心配事がある状態のとき使われています。
「気になる」の例文
・『出産予定日の奥さんのことが気になる彼は仕事でミスが目立った』
・『親戚から送られてきたお歳暮の中身が気になる弟は落ち着かなかった』
「気にかかる」の例文
・『食事中、犬が部屋で静かにしているか気にかかる』
・『風邪で寝込む子供のことが気にかかる彼女は仕事を早く切り上げた』
まとめ
仕事すらまともにできないほど気になることがあるとき使う言葉ですが、少し使い方が異なりますので、そこを学んで気持ちを表してみましょう。