「明瞭度」と「シャープ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「明瞭度」と「シャープ」の違いとは?違い

この記事では、「明瞭度」「シャープ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「明瞭度」とは?

「明瞭度」とは画像の質感を再現するコントラスト調整機能です。

明瞭度を上げると質感を強調しメリハリの強い画像になり、逆に下げるとコントラストが弱まるのでやや柔らかな雰囲気が出ます。

明瞭度を上げるのはメリハリを付けてくっきりとした画像にしたい場合に有効ですが、あまり主張してほしくない背景まで明瞭になって主張しがちなので、被写体を強調したい場合にはあまり向きません。

風景写真のように写っている全てのものを等しく強調したり、逆に目にうるさい画像の煩わしさを低減させる際に使われる機能です。


「シャープ」とは?

「シャープ」は輪郭がある程度はっきりしているものをよりくっきりさせるコントラスト調整機能です。

ピントが合っている被写体の輪郭を名前通りシャープにしくっきりと描写します。

ある程度しっかり写っているものは強調されますが背景のような輪郭がぼやけているものは強調されません。

そのため被写体の印象を強くしたいけれど、背景まで明瞭になると画面がうるさいから背景はぼやけたままにしたいというような時に使われる機能です。


「明瞭度」と「シャープ」の違い

「明瞭度」「シャープ」の違いを、分かりやすく解説します。

画像全体の質感を調整するのが「明瞭度」で、ある程度輪郭がはっきりしているものの輪郭部分を調節するのが「シャープ」です。

「明瞭度」は背景まで強調するので特定の被写体ではなく画像全体にメリハリを付けるのに使われますが、「シャープ」は特定の被写体を強調するのに使われます。

まとめ

どちらも上げることではっきりとした画像にできますが、「明瞭度」は全体がはっきりするのに対して「シャープ」は背景はそのままに元からはっきりしているものをよりはっきりさせるというのが違いです。

特定の被写体だけでなく全体を見て欲しい画像なら「明瞭度」を調整し、特定の被写体に視線を集めたいなら「シャープ」を調整するといいでしょう。

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