現代のようにSNSやネットの世界が生活の一部分になってしまっているような状況では、ちょっとしたことで、反感を買ってしまうこともあります。
特に有名人は、「名指し」で批判されても反論も許されない場合が多いでしょう。
それでは、この「名指し」とはどういう意味でしょうか。
また、「指名」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「名指し」と「指名」の違いを分かりやすく説明していきます。
「名指し」とは?
「名指し」とは、文字通り「名前を指定して」と言う意味で使われる言葉です。
後ほど例文で紹介するように、続く文章がネガティブな場合が多いでしょう。
しかし、実際の意味としては「名前を呼んで何かをする」と言うことを表すに過ぎません。
「指名」とは?
「指名」とは、文字通り「名前を指定して」何かをやらせると言う意味で使用される言葉です。
多くの場合は名前そのものが問題ではなく、誰かを何かにさせる、あるいは任命すると言う場合に使われるもので、名前はその手段に好きません。
「名指し」と「指名」の違い
「名指し」と「指名」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「名前を指定して」と言う部分では同じように見えますが、どこが違うのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「指名して」やることが本人ではないのが「名指し」であり、それが本人のやることなら「指名」と言うことになります。
これは、次の項で紹介する例文を見ればわかるように、例えば「名指して批判する」の「批判する」のは誰か本人とは別の人ですが、「クラス委員に指名」の「クラス委員」をやるのは本人です。
「名指し」の例文
・『芸能人は名指しで批判されても反論できません』
・『刑事ドラマの探偵は最後に犯人を名指しします』
「指名」の例文
・『私がクラス委員に指名されました』
・『幹事から挨拶をするように指名された』
まとめ
この記事では、「名指し」と「指名」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。