この記事では、「代行」と「代講」の違いを分かりやすく説明していきます。
「代行」とは?
「代行」は「だいこう」と読みます。
意味は、「ある仕事で、担当者の都合が悪い時に、他の人がその職務をこなすこと」です。
本来やるべき人が不在であったり、何らかの不都合が生じた時に、他の人が代わりに取り扱うことを表します。
「代行」の言葉の使い方
「代行」は名詞として「代行する・した」「部長代行」などと使われます。
「代」は「か(わる)」とも読み「位置や役割を他のものと入れかえる」という意味、「行」は「おこな(う)」とも読み「前へ進む」「やる・する」「ふるまう」という意味、「代行」で「役割を他の人と入れかえてやること」になります。
「代講」とは?
「代講」は「だいこう」と読みます。
意味は「講演会や講義などで、本来するべき人の都合が悪い時に、他の人がこなすこと」です。
本来話すべき人が来られない時に、他の人が代わりに講壇に立つことを表します。
「代講」の言葉の使い方
「代講」は名詞として「代講する・した」「教授代講」などと使われます。
「代」は「位置や役割を他のものと入れかえる」という意味、「講」は「人前である題目に従い主張を述べたりや説明する」という意味、「代講」で「他の人と入れかえて、人前で題目に従い主張を述べたり説明すること」になります。
「代行」と「代講」の違い
「代行」は「役割を他の人と入れかえてやること」です。
「代講」は「他の人と入れかえて、人前で題目に従い主張を述べたり説明すること」です。
「代行」の例文
「代行」の例文は以下の通りです。
・『私が部長の代行をいたします』
・『運転代行を頼む』
・『家事サービス業者が買い物を代行する』
「代講」の例文
「代講」の例文は以下の通りです。
・『本日は名誉教授が代講する』
・『講演者人が病気で来られなくなり、急遽代講を頼まれる』
・『研修で特別講師が代講する』
まとめ
今回は「代行」と「代講」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。