「ピンキリ」と「まちまち」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ピンキリ」と「まちまち」の違いとは?違い

この記事では、「ピンキリ」「まちまち」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ピンキリ」とは?

「ピンキリ」「ピンからキリまで」を省略した言葉です。

「ピン」とは、サイコロの目で言えば「1」を指します。

つまり、「ピンキリ」は一番から最後まで。

最上のものから最低のものまでを指す言葉になります。

最上のものから最低のものまでいろいろあることを「ピンキリ」と言い、似た言葉には、「当たりはずれ」「玉石」「多種多様」などがあります。


「まちまち」とは?

「まちまち」は、物事や意見などが、それぞれ異なっていることを意味します。

それぞれに違いがあり一様ではない状況が「まちまち」です。

例えば、色々な年齢層の人がいる場合、「この場所にいる人の年齢はまちまちです」などといった形で使用します。

似た言葉には「不揃い」「ちぐはぐ」「ばらばら」「支離滅裂」などがあります。


「ピンキリ」と「まちまち」の違い

「ピンキリ」「まちまち」の違いを、分かりやすく解説します。

「ピンキリ」は最上のものから最低のものまで。

「まちまち」は、それぞれ異なるもの。

といった意味があります。

つまり、「ピンキリ」の場合、上から下までとあまり良い表現方法ではないことがわかります。

例えば、「質がピンキリ」の場合、その商品の質が最上のものから最低のものまであることを意味します。

一方、「質がまちまち」の場合は、その商品の質がそれぞれ異なっていることを意味し、決して、最上のものから最低のものまであると言っているわけではありません。

似たような意味を持つ言葉ですが、このように使用用途によっては大きく印象が異なるため注意が必要です。

「ピンキリ」の例文

・『見学してわかったことは、この学習塾に通う生徒の偏差値がピンキリだったことです』
・『葬儀に関する価格がピンキリすぎて、どれが適正価格かわかりません』

「まちまち」の例文

・『私の音楽教室に通う生徒さんの年齢はまちまちです』
・『当社の社員の出身地はまちまちです』

まとめ

以上のように、それぞれの言葉が持つニュアンスに違いがあるため注意が必要です。

違い
違い比較辞典