この記事では、「ピンキリ」と「松竹梅」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ピンキリ」とは?
最高から最低のものまで揃うという意味がある言葉を「ピンキリ」といいます。
100万円もする素材に拘った高級鞄から、千円で買えるビニール素材で軽い商品まであるという事実を簡単に伝えられる言葉です。
「この店にはピンキリな物が揃う」といかに品揃えが多く、選べるところがお勧めと人に伝えます。
上を表すのが「ピン」で、下は「キリ」になり、この2つを掛け合わせた言葉です。
「松竹梅」とは?
平等という意味がある言葉ですが、上中下を意味する言葉が「松竹梅」【しょうちくばい】です。
松を上と例えると次に竹、1番下が梅になります。
よく使われているのが飲食店であり、昔ながらの料理を出す店では美しい日本語で質が上等の素材を使っている料理を「松」という言い方して献立に出すのです。
元々は「松」が1番低い位置づけでありましたが、慣用句では最高のものとして例えられています。
「ピンキリ」と「松竹梅」の違い
「ピンキリ」と「松竹梅」の違いを、分かりやすく解説します。
高い物か安く買える商品まで色々あると人に伝える際に使う言葉が「ピンキリ」です。
派手から地味な色の傘、厚手から薄手の服まで揃う店でよく使われています。
それほど品揃えが多いと客に伝えられる言葉です。
もう一方の「松竹梅」は質の良さを表す言葉であり、日本料理の世界ではよく使われています。
質が良い肉や高級魚、野菜といったものを使っている料理であれば「松」を付けて客に伝えるわけです。
「ピンキリ」の例文
・『駅前の玩具店には、大きいものから小さいおもちゃまでピンキリだ』
・『馬の毛を使った高級な筆から人工毛の筆ペンまでピンキリだ』
「松竹梅」の例文
・『松竹梅の次は福となり、その次は禄で料理の質を表す』
・『和食店で松竹梅の中から竹を頼んだが、松の方がお得だった』
まとめ
物の質を表す言葉を2つご紹介しましたが、どのようなものに使うか調べて、うまく自分なりに使いこなしてみるのもいい発見となるでしょう。