「夫」と「旦那」の違いとは?分かりやすく解釈

「夫」と「旦那」の違いとは?違い

この記事では、「夫」「旦那」の違いを分かりやすく説明していきます。

「夫」とは?

「夫」には数多くの読み方がありますが、日常では「おっと」と読むことが多くなります。

意味は「結婚している男女において、女性が男性に対し使う呼称のひとつ」という意味です。

妻の第三者に対する配偶者の呼び名を表します。


「夫」の言葉の使い方

「夫」は代名詞として「夫の職業」「内縁の夫」などと使われます。

語源は「男人(をひと)」という言葉で、「おとこのひと」という意味です。

「夫」という漢字は「成人を表す人の象形に、冠のかんざしで一を加えたもの」で、「結婚している男性」という意味で当てはめられました。

ここから転じて「妻が配偶者に対し使う呼称」になったのです。


「旦那」とは?

「旦那」「だんな」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ほどこしする人」という元の意味ですが、現在こちらの意味で使われることはありません。

2つ目は「商店の従業員などが男性の主人を敬って言う語」知追う意味です。

3つ目は「お店の得意客や、地位のある男性に対する呼称」という意味です。

4つ目は「既婚女性が配偶者を呼ぶ言葉」という意味です。

5つ目は「妾(めかけ)のパトロン」という意味です。

「旦那」の言葉の使い方

「旦那」は代名詞として「旦那の収入」「お店の大旦那」などと使われます。

語源は仏教用語の「檀那(ダーナ)」という言葉で、「与える」「贈る」「ほどこし」「お布施」などの意味があります。

寺院や僧侶にお布施する人を表す言葉として使われ、転じて「面倒を見る人」「お金を出す人」として使われる様になり、次第に「妻が配偶者に対して使う呼称」になりました。

「夫」と「旦那」の違い

「夫」「成人男性」から転じて「妻が配偶者に対し使う呼称」という意味です。

「旦那」「お金を出す人」から転じて「妻が配偶者に対し使う呼称」という意味です。

「夫」の例文

「夫」の例文は以下の通りです。

・『夫の職業は公務員です』
・『夫は留守にしております』
・『夫と一緒に参加いたします』

「旦那」の例文

「旦那」の例文は以下の通りです。

・『旦那の稼ぎではやってけない』
・『旦那に育児をお願いする』
・『羽振りのいい旦那さんと知り合う』

まとめ

今回は「夫」「旦那」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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