「御指南」と「御指導」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「御指南」と「御指導」の違いとは?違い

この記事では、「御指南」「御指導」の違いを分かりやすく説明していきます。

「御指南」とは?

「御指南」「指南」とは、教えることを意味しますが、その中でも特に武術や芸能などを教え示すことを意味します。

このような意味を持つ「指南」「御」が付くことで、「ご教授」「ご教示」「お教えいただく」「教えを乞う」などといった意味になります。

つまり、「御指南」とは、武術や芸能などを教えてもらうことを意味する言葉になります。


「御指導」とは?

「御指導」「指導」とは、目的や方向に向かって教え導くことです。

このような意味を持つ「指導」「御」が付くことで、「手ほどきをいただく」「アドバンスをいただく」「教えをいただく」「導いていただく」といった意味になります。

つまり、「御指導」とは、目的や方向に向かって教え導いていただくことを意味する言葉になります。


「御指南」と「御指導」の違い

「御指南」「御指導」の違いを、分かりやすく解説します。

「御指南」「御指導」の違いは何を教え導いてもらうかです。

「御指導」の場合は目的や方向といった大きなくぐりで利用することができます。

一般的に広く用いることが可能で、何かを教え導いてもらう際に用いることができる言葉になります。

一方、「御指南」の場合は使用可能な範囲が限られます。

「御指南」は武術や芸能に限り教え導いてもらうことを意味します。

例えば、剣道や柔道、剣術などといった武術。

また、歌舞伎や能、華道、茶道などといった芸術などの教えを乞う際に「御指南」を用いる事になります。

「御指南」の例文

・『恩師に柔道の御指南をいただきました』
・『祖母に華道の作法を御指南くださいとお願いしました』

「御指導」の例文

・『部長より直々に御指導いただきました』
・『実力のある先輩より御指導を受けることができ、とても嬉しかったです』

まとめ

以上のように、「御指導」は様々な場面で用いることができ、「御指南」は武術や芸能に限られるといった違いになります。

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