この記事では、「関東」と「首都圏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「関東」とは?
関東は、かんとうという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、国境等を設けて通行人を調べる場所やせきという意味の関の漢字に、ひがしの方やとうほう等の意味がある東の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ関東は東京都に、神奈川県と埼玉県、千葉県に群馬県、栃木県と茨城県という関東地方の略語を表すのです。
「関東」の言葉の使い方
関東は、主に関東地方の略語として使われている言葉となっています。
日本全国を区分する際の1つの地方の呼び名で、東京を含みつつその近郊である6県を表現する際に使用される言葉です。
「首都圏」とは?
首都圏は、しゅとけんという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、その国の中央政府がある都市といった意味を持っている首都の文字に、限定された区域という意味を有する圏の漢字を付け加える事で、完成した言葉です。
以上の事から首都圏は、東京都と千葉県、埼玉県に神奈川県、茨城県と栃木県、群馬県に山梨県の全域を示します。
「首都圏」の言葉の使い方
首都圏は、東京駅を中心に半径約150キロの区域を表現する際に、用いられる言葉です。
首都で大都市である東京を中心に、1都7県の全域という範囲を示す際に、この首都圏という言葉が使用されています。
「関東」と「首都圏」の違い
関東と首都圏の文字表記を並べて見比べを行ってみると、使用されている漢字も、読み方も違う言葉同士である事が理解可能です。
所がどちらも東京を中心にその周辺を表す言葉同士である点が、ややこしかったりします。
ただし関東は、東京都に、神奈川県と埼玉県、千葉県に群馬県、栃木県に茨城県という1都6県を表す言葉です。
一方の首都圏は、1都6県に更に山梨県を加えた地域を示します。
まとめ
2つの言葉は使用している漢字も、読み方等も違っていますが、どちらも東京とその周辺地域を指し示す言葉です。
もっとも関東は関東地方の略で、東京都に、千葉県と神奈川県、埼玉県に群馬県、茨城県に栃木県という1都6県を表現する際に使用されます。
対する首都圏は、関東地方に山梨県を加えた、1都7県を示す際に用いられるのです。