「任務」と「役目」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「任務」と「役目」の違いとは?違い

この記事では、「任務」「役目」の違いを分かりやすく説明していきます。

「任務」とは?

「任務」とは、「組織やチームなどにおける果たすべき務め」あるいは「責任をもって取り組む必要がある業務」などという意味合いで使われている言葉です。

「仕事として当然やらなければならない事柄」または「与えられた分担作業」などという意味合いで使われており、「職責(しょくせき)」ないし「使命」などという語句と似たようなニュアンスで使用されています。


「役目」とは?

「役目」とは、「他人から与えられた役割」もしくは「果たすべき職務」などという意味合いで使われている言葉です。

「自分が受け持って取り組むべき作業」または「人から割り当てられた職分」などというニュアンスで用いられている文言で、「つかい道」ないし「役回り」などという語句と同じような意味をもっている表現として使われています。


「任務」と「役目」の違い

「任務」「役目」は、どちらも「他人から与えられた務め」などという似たような意味合いで使われている言葉です。

しかしながら「責任をもって果たすべき課された仕事」などという少々硬めのニュアンスで使われている「任務」に対して、「役目」「単純に割り当てられた作業や業務」などという比較的カジュアルなニュアンスが強めの表現ですので、双方の意味合いは少々異なっているとも言えるでしょう。

「任務」の例文

・『警察官の大切な任務は市民の安全を守ることです』
・『アフリカやアジアなどの発展途上国における困難な任務には危険がつきものです』

「役目」の例文

・『彼女は女性ながらチームリーダーという立派な役目を果たしました』
・『仕事上のいやな役目を負わされるのはいつも新人ばかりです』

まとめ

「任務」「役目」は、いずれも「果たすべき務め」などという意味合いで使われている文言です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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