「熱意」と「熱情」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「熱意」と「熱情」の違いとは?違い

この記事では、「熱意」「熱情」の違いを分かりやすく説明していきます。

「熱意」とは?

「熱意」とは、「人がもっている熱い意気込み」あるいは「熱心で前向きな気持ち」などという意味合いで使われている言葉です。

「あることを実現しようという真っすぐな心意気」または「激しく燃えたぎるような思い」などというニュアンスで用いられている文言で、「情熱」ないし「意欲」などという語句と似たような意味合いで使用されています。


「熱情」とは?

「熱情」とは、「血がたぎるような熱くて激しい感情」もしくは「燃えるような熱い情熱」などという意味合いで使われている言葉です。

人が本来もっている「激しくて燃え上がるような熱い感情」を指して用いられている語句で、「あることに対する荒々しい気持ちのたかぶり」「ほとばしる気持ち」などを示す場合に使われている文言です。


「熱意」と「熱情」の違い

「熱意」「熱情」は、どちらも「一心不乱にひとつのことに打ち込む」ないし「熱く燃えさかる」などという意味をもつ「熱」という共通した語を含む言葉です。

あることに対する「人の真剣な思いや気持ち」などを示す「熱意」と、あることに対する「人の激しい思いや気持ち」などを表している「熱情」は、少々似てはいるものの双方のニュアンスは異なっている表現であると言えるでしょう。

「熱意」の例文

・『彼女の熱意におされてチームのメンバーは最後まで後押しすることに決めました』
・『格闘技への熱意がいつまでも消えなかったので40歳にして柔術を始めました』

「熱情」の例文

・『彼からあふれ出てくる熱情は周りのみんなを動かすほどでした』
・『熱情がほとばしるほどの情熱を最近感じなくなってしまいました』

まとめ

「熱意」「熱情」は、どちらも「人が持っている熱い気持ち」などを示す文言として使われています。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じてうまく使い分けるようにしましょう。

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