この記事では、「念頭に入れる」と「念頭に置く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「念頭に入れる」とは?
念頭に入れるは、ねんとうにいれると読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、心や考えの内にという意味を持っている念頭にの文字に、外側にあるものを内側に移すやはいらせる等の意味を有する、入れるの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
もっとも念頭に入れるという言葉を耳にする事はありますが、実の所、念頭の言葉は入れるという言葉と組み合わせて使用する事は出来ません。
そのため念頭に入れるは、誤用であるため使用するのは間違いです。
「念頭に置く」とは?
念頭に置くは、ねんとうにおくという読み方をすべき言葉となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、胸の内にや心にといった意味の念頭にの文字に、物や人をある場所にとどめる等の意味がある置くの文字を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から念頭に置くは、常に心にかけるとか忘れないでいるという意味を示します。
「念頭に入れる」と「念頭に置く」の違い
念頭に入れると念頭に置くの文字表記を比較してみると、入れると置くという文字の違いが存在する事に気付けるものです。
所がその前の念頭にの文字は共通しているため、いざ使い分けを意識すると混同してしまう人も少なくありません。
とはいえ念頭に入れるは、常に心にかけるという意味の念頭に置くの置くを、入れると勘違いした人が使ってしまう誤用です。
なので実際に使用出来る言葉ではないので、注意が必要となっています。
まとめ
2つの言葉は共通する文字があるだけに、ごっちゃになってしまう人もいたりするのです。
ですが実の所、念頭に入れるの入れるは完全なる誤用であり、実際はこの様な使い方は出来ません。
そのため、常に心にかけるや忘れないでいる、という意味を表現する際には、念頭に置くの言葉だけを用いるのが正解です。