「見過ごす」と「見逃す」の違いとは?分かりやすく解釈

「見過ごす」と「見逃す」の違いとは?違い

この記事では、「見過ごす」【みすごす】と「見逃す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「見過ごす」とは?意味

本当は悪いことをした者ではあるが、あえて見ていないことにすることを「見過ごす」【みすごす】といいます。

なんらかの処置して罰せるというのに、その者が身内であったり、世話になった人であるときは処置をとりません。

このようなことは自分の信用を失ったり、裏切り行為となることもあるため、かなり意を決して行うことになります。


「見逃す」とは?意味

問題を起こした者からお金を受け取ったり、好条件を伝えられたことで罰せず逃がすことを「見逃す」【みのがす】といいます。

相手のやったことが問題と感じてもとがめず、無視してその場をやり過ごすわけです。

また、その行為は人に迷惑がかかると分かっていても、自分は関わりたくないと思うとき、あえて見ずに終わらせるという少し卑怯なことに感じる場面でも使われています。


「見過ごす」と「見逃す」の違い

「見過ごす」「見逃す」の違いを、分かりやすく解説します。

知り合いであったり、お金を渡された相手の問題行動をあえて見ていないことにすることを「見過ごす」といいます。

罰せるべきことではあっても、あえて見ていないふりをしてその場をやり過ごすわけです。

もう一方の「見逃す」は、問題を起こした行為を罰することなく逃がすことを意味しています。

「見過ごす」の例文

・『社員が仕事で失敗したことにあえて触れず、見過ごした』
・『彼氏のバッグに女性の名刺が入っていたが見過ごしてやった』

「見逃す」の例文

・『お金を受け取った門番は罪人が脱獄するのを見逃した』
・『生徒が騒いでいることに注意せず、見逃す教師にあきれた』

まとめ

どちらも似た意味で使われている言葉ですが、使う状況に違いがありますので、場面に応じてどちらを使えばいいかを考えてから使ってみるといいでしょう。

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