ハッチとマーヤの違い?
この記事では、「セイヨウミツバチ」と「ニホンミツバチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セイヨウミツバチ」とは?
1975年にミツバチを主人公にしたアニメ『みつばちマーヤの冒険』をご存じの方も多いでしょう。
ドイツの「ワルデマル・ボンゼルス」原作の同作品は当然ながら「セイヨウミツバチ」の少女の冒険記を描いたものでした。
花粉の媒介者であるが故に世界中に亜種が存在しています。
当然ながら日本にも生息していますが、明治時代に海外から養蜂を目的に導入されたもので、元々は生息していませんでした。
「ニホンミツバチ」とは?
1970年に作成された『昆虫物語 みなしごハッチ』の主人公ハッチは「ニホンミツバチ」に該当します。
近年動画サイトで海外でも本種が“cool”だと話題になったのは記憶に新しいところでしょう。
その理由はスズメバチと集団交戦。
熱でスズメバチを殺す集団戦法を取る習性があったからです。
話題になった特徴以外にも病気やダニに強い特性を持ちます。
近年養蜂業でのセイヨウミツバチの失踪が世界的な傾向となり、日本でも例外ではありません。
このため本種の養蜂としての価値が日本では上向きになりました。
「セイヨウミツバチ」と「ニホンミツバチ」の違い
「セイヨウミツバチ」と「ニホンミツバチ」の違いを、分かりやすく解説します。
アニメ制作会社の違いはあるもの「マーヤ」と「ハッチ」のシルエットはこの二種類のミツバチの姿をより具現化したと言っていいでしょう。
前者の方がより黄色みを帯びた体色で胴体からお尻が大きくなっています。
後者は比較するとやや暗めの体色で胴体から尻は細身でした。
習性としては前者は決まった花から蜜を集めるため養蜂がしやすく、年に複数細蜜可能です。
後者は蜜を不特定多数の花から集めるうえに年1回しか採取しません。
このため花の蜜の量を集めたい養蜂家の方にとっては難しい蜂種だと言えるでしょう。
そしてそれが外来種「セイヨウミツバチ」導入の発端となりました。
また前者は農薬に強いとは言えませんが、後者よりも耐性があるのが特徴です。
その代償と言うわけではありませんが、病気やダニに強いのが「ニホンミツバチ」の特徴だと言えます。
また同種はスズメバチを集団で熱殺する事で世界的にも有名です。
まとめ
「セイヨウミツバチ」日本における外来種のミツバチ。
体色がより黄色味が強かったり、胴体から尻の部分が太いなどシルエットにも「ニホンミツバチ」との違いが見られます。
また養蜂に適した特性も持っていました。
一方の「ニホンミツバチ」は病気やダニに強く、スズメバチにも集団戦法で立ち向かう独特の習性を持っていると言っていいでしょう。