「電場」と「磁場」の違いとは?分かりやすく解釈

「電場」と「磁場」の違いとは?違い

我々が生きている世の中の現象には必ずと言って良いほど「電場」「磁場」が関わっています。

それは、いま目に見えている「光」に対しても言えることです。

それでは、この「電場」とはどういう意味でしょうか。

また、「磁場」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「電場」「磁場」の違いを分かりやすく説明していきます。

「電場」とは?

「電場」とは、「電界」とも呼ばれ、英語では「electric field」と言う物理学の基礎となるものです。

意味としては空間の中で電気の力が働いでいる場所で、その中ではお互いに惹きつけられたり離れたりします。

一番わかりやすいのは静電気で、化学繊維で擦った下敷きを水道から下に落ちている水に近づけると水の流れが曲がって下敷きのほうに吸い寄せられます。

これが「電場」の力で、静電気が溜まってマイナスに帯電している下敷きに部分的にプラスに帯電している水が吸い寄せられたということです。


「磁場」とは?

「磁場」とは、「磁界」とも呼ばれ、英語では「magnetic field」という物理学の基礎となるものです。

意味としては空間の中で時期の力が働いている場所のことです。

分かりやすいのは磁石のS極同志、N極同志が反発し、S極とN極が引き合うという現象です。


「電場」と「磁場」の違い

「電場」「磁場」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、世の中に存在する場の力のことを表す言葉であることは同じですが、そのタイプが違います。

すなわちここまで解説してきたように、「電場」「磁場」も反対の性格を持つ極が引き合うという現象を起こすことは同じなのです。

違いはそれぞれその力の源が「電気」なのか「磁気」なのかだけです。

そして、この2つはお互いに影響しあっています。

例えば、流れている電流の周りには「磁場」が発生し、その「磁場」が動くことによってその周りに「電場」が発生します。

この一連の働きが波となって空間を伝わっていくものを「電磁波」と言います。

電波だけではなく光という光線も電磁波の一つです。

まとめ

この記事では、「電場」「磁場」の違いを、解説してきました。

この2つは、電気製品やコンピュータだけではなく、太陽の光やその他のたくさんの現象の元になっています。

その意味ではこの2つを理解することが世界を理解することの第一歩となるでしょう。

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