この記事では、「田芋」と「里芋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「田芋」とは?
「田芋(タイモ)」とは、「里芋」の一種で、沖縄などの水田で栽培されている芋類のことを言います。
「里芋」とは?
「里芋(サトイモ)」とは、サトイモ科サトイモ属に分類されている多年草(日本では一年草)の植物を表しています。
「里芋」の名前の由来は、山地で自生している「山芋(ヤマイモ)」に対し、里で栽培している芋であるところから来ています。
「里芋」の原産はインド東部、インドシナ半島で、日本へは縄文時代に渡来したと言われています。
「里芋」の草丈は1m〜1. 5mくらいあります。
「里芋」は暑さには強いですが、寒さに弱いため、日本では暖かい地域で、まれに花が咲く程度です。
また、「里芋」は寒さと乾燥が苦手なので、特に寒い地域では、冬場の保管に気をつける必要があります。
そして、「里芋」の葉は緑色で、互生の単葉、縁は全縁です。
葉柄は芋茎(ズイキ)と呼ばれていて、塊茎とともに、食用に利用されています。
また、観賞用にもなっています。
「里芋」は七夕や十五夜などの、日本の伝統行事にも用いられています。
「田芋」と「里芋」の違い
「田芋」と「里芋」の違いを、分かりやすく解説します。
「田芋」は水田栽培ですが、「里芋」は畑で栽培されます。
また、「田芋」は主に南西諸島などで栽培されているのに対し、「里芋」は日本では全国各地で栽培されています。
「田芋」と「里芋」には、このような違いが見られます。
まとめ
「田芋」の別称には、「水芋」があります。
また、「里芋」の別名には、「田芋」、「ハタイモ(畑芋)」、「イエイモ(家芋)」、「ヤツガシラ(八頭)」などが挙げられます。
そして、「里芋」は英語で「eddoe」、「dasheen」、「taro」などと表記します。
「田芋」と「里芋」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。