最近では、「電話」を使って離れた人と話をするということはあまりなくなっており、話をするのに使われるのは主にスマホです。
しかし、スマホを使用することも含めて「電話」という場合もあります。
それでは、この「電話」とはどういう意味でしょうか。
また、「通話」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「電話」と「通話」の違いを分かりやすく説明していきます。
「電話」とは?
「電話」とは、離れた人と話をするために使われる機器のことを表す言葉です。
昭和の時代までは「電話」と言えば、本体と受話器に分かれており、有線で交換機と繋がっているものが主流でしたが、今ではこれを「固定電話」と言い、多くの場合は「携帯電話」あるいは「スマートフォン」が「電話」として使われるようになっています。
「通話」とは?
「通話」とは、何かを通して相手と話をすることを指す言葉です。
ほとんどの場合は前述の「電話」を使用して話すことですが、「電話」ではない「無線機」や有線の「インターホン」などで話すことも普通は「通話」と言います。
「電話」と「通話」の違い
「電話」と「通話」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは離れた人と話をするということを表す言葉で、まったく同じ意味で使用されることもある言葉ですが、本来は違った意味です。
その違いは、英語の「telephone」と「call」の関係とほぼ同じといってもよいでしょう。
つまり、「電話」とは、もともとは「電話機」のことであり、「通話」は「何かを通して話をする」ことでした。
その後、「電話で話す」ことを「電話する」と言うようになったために、「通話」との区別があいまいになったということです。
しかし、今でも料金に関するカテゴリーでは、「通話料」「留守番電話サービス料」「データ通信サービス料」などのように区別されています。
前述した英語のケースでは、ほとんどの場合は区別されており、通話のことは明確に「telephone call」あるいは「phone call」と言います。
まとめ
この記事では、「電話」と「通話」の違いを、解説してきました。
気が付けば以前はいたるところにあった「電話ボックス」が、既に非常に限られた場所にしかなくなっており、若い人たちにとってはそれが何のためにあるものかもわからなくなっているのが現実です。